祖父名義の不動産を相続したケース

状況

靖男は、亡くなった祖父名義の土地上に新築一戸建てを建築しようと考えている。

靖男の父が建てた家が同土地上にあり、現在そこに住んでいるが、古くなってきたため解体をする予定である。

実質上、祖父の土地は靖男の父が相続しており、固定資産税も靖男の父及び靖男が払い続けてきた。

家を新築するにあたり金融機関から融資を受けようとしたところ、土地が祖父名義のままでは融資できないと指摘され、相続登記手続きをするために来所された。

司法書士の提案&お手伝い

相続人が誰なのか靖男も把握できておらず、戸籍を収集し相続人調査をしたところ、祖父には靖男の父親も含めて6人の子がおり、そのうち、祖父死亡後に亡くなっている者が、靖男の父親含めて3人いた。相続人の総数は13人であった。

相続人全員に相続手続きに協力いただきたい旨の手紙を出し、その後一人一人にお電話して、手続きを進めていった。

結果

祖父の土地上に靖男の父が建てた家があり、実質は靖男の父の所有だったという状況もあって、最終的に靖男が取得することに大きく反対する相続人もいませんでした。

相続人の数が多かった割には手続きもスムーズに進み、相続登記も無事に完了。

金融機関の融資を受けることもできました。